2010年5月31日月曜日

アドエクスチェンジに利用価値はあるか?

アドエクスチェンジサービスがGoogleから「DoubleClick for Publishers(DFP)」という名称でローンチされた。同様のサービスはyahoo子会社のライトメディアや、国内では株式会社アトランティスが運営しているAdLantisなどがある。
▼アドエクスチェンジとは何ぞや?
広告の取引市場で、国内ではアドマーケットプレイスとも呼ばれている。モデルとしては株式市場などと同様で、売買する対象が広告枠というもの。

▼アドワーズやオーバーチュアとどこが違う?
アドワーズやオーバーチュア⇒検索エンジンのレスポンスページに表示される枠に入札する。
アドエクスチェンジ⇒参加している媒体の広告枠に直接入札する。

DSP(Demand-Side Platform)、Yield Optimization(イールドオプティマイゼーション)、RTB(Real-Time Bidding; リアルタイム入札)、Data Exchanger(データエクスチェンジャー)など次世代オンラインマーケティングに関するキーワードの説明が「Defining the Future」で詳しく説明されている。

これまで国内のアドエクスチェンジプラットフォームはAdLantisぐらいしかなく、参加している媒体も1000程度だった。
事実上無数に存在するウェブサイトに効率的に広告を出稿する手段が存在しなかったため、ウェブからの主な集客方法といえばyahooやgoogleなどの検索エンジン頼みになっていた面がある。

大手がアドエクスチェンジに参入したことで、有名人のブログや人気コンテンツを提供するウェブサイトが媒体として参加するようになれば広告主が直接入札することができるようになり、ウェブ上の集客方法が検索エンジン一極支配型から多様な媒体からの集客に変わる可能性がある。

個人的な意見だけど、オンライン上の集客で検索エンジンにイニシアティブを握られたままっていうのは悔しいからアドエクスチェンジがメインストリームになればいいと思ってる。

結局は検索エンジンを提供してる企業がアドエクスチェンジを提供してるから、一番儲かるのはプラットフォームを提供している胴元なんだろうけどね~。

0 件のコメント:

コメントを投稿