2010年5月8日土曜日

ロングを仕掛ける最大のチャンス到来?

今週、世界のマーケットは大パニックだったようです。
ギリシャの財政危機を発端として、ニューヨーク証券取引所では誤発注があった可能性もあり、ニューヨーク株式市場では過去最大の下落となりました。
しかし、今回のギリシャ財政危機はアメリカから始まった金融危機物語の最終章なのではないかと思います。国家財政のファンダメンタルズが弱っていたものの、世界的な信用拡大によってこれまで覆い隠されていたというのが本質じゃないでしょうか。
”潮が引くまでは誰が裸で泳いでるかわからない。”というバフェット氏の名言そのものです。

日本も明日はわが身だという意見もあるようですが、現時点では近からず遠からずといったところでしょう。

①前回のようにデリバティブによって厖大に膨れ上がったGDPトップのアメリカで起こった信用収縮ではない
②ギリシャに対するIMFからの支援が決定している
③ギリシャに対する世界の貿易依存度は高くない
④中国やアメリカなどのファンダメンタルズは堅調
上記の要素を考慮すると明らかにヘッジファンドなどの投機筋による売り浴びせと、それに追随したマーケットの過剰反応だと考えました。ただしこの影響は後々企業業績に響いてくると思いますので、今後の実体経済に対して警戒しておくことを忘れてはいけません。
本来、為替市場のようにズバ抜けてボリュームが大きいマーケットでは順張りが定石ですが、スペキュレーターの側面を持つ私にとってこのチャンスを逃すわけにはいかなかったので、約2年ぶりにGBP/JPYの130.12円ロングで逆張りの大勝負を仕掛けました。あとは明鏡止水の精神で、時間が過ぎるのを待つことになります。
私の基本的なトレードスタイルは1週間~数ヶ月程度ポジションを保有するスイングトレードなので、数ヶ月後にどうなっているかが見ものです。
ちなみに私は短期トレードをあまりお勧めしません。
プライスの変動を画面に張り付いて追いかけるなんて時間の無駄ですし、精神衛生上もよくありません。それにwebアプリを作ってる方が楽しくて生産的ですから。
焦る乞食は貰いが少ないという言葉がありますが、これはトレーディングにも当てはまる言葉です。
ここぞというタイミングまで待ち、チャンスのときに一気に仕掛け、妥当なところでExitするのが最も効率的ではないでしょうか。”チャンス”と”妥当なExit”の定義が難しいのですが・・・

投資はSkin In The Gameです。あくまで自己責任で楽しみましょう。
Without forgetting a risk hedge by the stop loss!

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