【結論】
■不景気は遺伝子と関係があるかも知れないけど仮説の域をでない。
■商売するなら50代以降をターゲットにする
富の偏在
今の日本の個人金融資産は1400兆円といわれている。ここのhttp://www.gamenews.ne.jp/archives/2009/01/post_4462.htmlデータを元にグラフ化してみた。
このデータを見ると60代以上の人が日本の個人金融資産の60%以上を、50代以上では80%を保有していることになる。金を使わない老人に富が偏在していることをうかがわせるデータだね。一身腐乱に働いて日本を経済大国に押し上げ、バブル全盛期を謳歌した人たちが今の日本の富を所有し、若い世代に現在の豊かな日本を残したと同時に膨大な借金を作り(まぁ作ったのは政治だけど)、俺たち若者に残してくれた皆さんには感謝しないとね。
このデータにもとづいて商売するならどう考えても50代以上にターゲットを絞るのが賢明な選択なんだけど、やっぱり金銭欲に関連するビジネスが今のところ一番儲かるのかなぁと考えてる。
日本人に多い保守的な遺伝子
精神状態を決定づける脳内の物質にノルアドレナリンとセロトニンというものがあります。
ノルアドレナリン
興奮や覚醒に関与する神経伝達物質。恐怖や不安を感じるとたくさん分泌される。心拍数の上昇や興奮状態をもたらす。
セロトニン
ノルアドレナリンの分泌を抑制する神経伝達物質。リラックスなどの効用をもたらす。
セロトニンの分泌量をきめているのは、セロトニントランスポーター遺伝子と呼ばれるセロトニンの伝達に関する遺伝情報が書き込まれている遺伝子です。
さらにこのセロトニントランスポーター遺伝子の数はL遺伝子とS遺伝子という2つの遺伝子が決めています。
L遺伝子
セロトニントランスポーターをたくさんつくる。
S遺伝子
L遺伝子の半分だけセロトニントランスポーターをつくる。
この遺伝子の組み合わせはSS、SL、LLの3通りです。
SS
セロトニン分泌量が少ないので不安を感じやすい
SL
S遺伝子の傾向が強く、比較的不安を感じやすい
LL
セロトニン分泌量が多いので不安を感じにくい
正確な数字はわかりませんが、
日本人=SS+SLが90%以上
アメリカ人=SS+SLが65%前後
という説があます。
不安が経済を悪くする
遺伝子の違いから、悲観的に考える傾向の強い日本人と楽観的に考える傾向の強いアメリカ人という図式が成り立つと考えれば日本がいざなぎ景気と呼ばれた時期にさえ消費が増えなかったこともうなずけますね。
限界消費性向という指標があり、これは収入がいつもより増えたときに消費に使われる割合のことなんですけど、
アメリカ=90%前後
日本=75%前後
です。
これをみるとアメリカは
収入をほとんど消費に回す⇒企業収益が増える⇒労働者の給料が増える⇒好景気
対する日本は
収入を貯金する⇒企業収益が増えない⇒労働者の給料が増えない⇒不景気
つまり日本人は将来に対する不安や恐怖心を強く感じる傾向があって、投資も消費もせずにただ貯金は安全だという幻想を信じてお金を眠らせるひとが多いからデフレ&不景気が続いているんじゃないかと。
文化や遺伝子レベルの話になるとそう簡単にはこの構造を変えられないでしょうね。考え方を変えた方が好ましいのであれば俺なら変えるけどなぁ。
はりかえし
返信削除よろしくお願いいたします。
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tekitoizm